フランスレポート〜SOTO パフォーマンスツアー〜その1

5月 16th, 2013

私、犬飼美也妃は、4月1日から16日まで、群馬日仏協会のFrederic Weigel(フレデリック・ウィジェル)さんが企画した、アートプロジェクトSOTOに、パフォーマンスアーティストとして参加して来ました。

そのレポートを少しずつアップして行こうと思います。

「アート・プロジェクトSOTO」とは、ブザンソン美術大学(ISBA)をメイン会場として,フランス各地で,日本における現代アートの一側面を紹介するアート・プロジェクトです。11人の日本人若手作家を紹介。うち4人をフラ
ンスに招いて行われます。ISBAと群馬日仏協会の共催で,在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本の後援と,フランス・日本における様々な美術団体の協力を受けて開催されます。このプロジェクトは,「外」というコンセプトをめぐる4つの企画―3つの展覧会とパフォーマンス・ツ
アーにより構成されています。(invitationのドキュメントより引用)

招待していただいて、光栄です。ありがとうございます。
映像作品の展示とパフォーマンスをしながら、6つの地域のアートコミュニティーに出会う素敵な旅でした。

まず、始めの11日間は、フランスのフランシュ・コンテ地方、スイスに近いBesancon(ブザンソン) にあるISBA ( Institut Superieur des Beaux-Arts )という美術大学の寮に滞在しました。

その名も”スタンダール”

ブザンソンは、スタンダールの小説「赤と黒」に縁のある土地です。
中に入るとスタンダールの肖像が!

 

気候は、日本に比べて若干肌寒いくらい。雑草を見ると、ほぼ日本の春と同じ。でも、先に来ていた人達に聞くと、数日前には雪が降ったそうです。

日本と同じく、寮の近くの桜のような木が、ほころび始めています。

これが、滞在している11日間のうちに、どんどん満開になって行くのがとても綺麗でした。

4月1日から、時計はサマータイムに。びっくりしたのは、夜9時くらいまで明るい!そして、暗くなると一気に冷え込みます。

真冬用のダウンジャケットを持って行ったのは、やり過ぎか?と思いきや、とても役に立ちました。ダウン着てても寒い日もあったし。

大学の寮に猫って、なんかイメージ通り過ぎる。
毎日癒されてました。勝手にスタンダールと命名。

ブザンソンではスケジュールにゆとりがあったので、とてものんびりと、つかの間の、大学生生活を楽しめました。

次は大学の紹介

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フランスへ

3月 26th, 2013

犬飼美也妃です。
フランスへ、ブザンソン美術大学と群馬日仏協会の共催事業として開催される
展覧会とそれにまつわるパフォーマンス公演の旅に行ってきます。

フランシュ・コンテ地方現代美術基金(Frac)の新庁舎がオープンし、その設計が日本人の隈研吾氏であることから、ブザンソン美術大学でも日本人の展覧会を行う事になったそうです。
「外/soto」というテーマでパフォーマンスの映像の展覧会と、それに伴うパフォーマンス公演のツアーでブザンソン・ミュルーズ・ディジョン・パリを巡って来ます。
このツアーの中に、世界中の33人のアーティストが招待されている、ブザンソンの国際パフォーマンスフェスティバルも含まれています。

何が起きて、どんな人達に巡り会うのか、行ってみないとわからないですが、どの場所もみんな魅力的です。色んな事を得られる良い旅になりますように〜☆

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第6回 おてらハプン!in 東光寺 〜藝術体質〜

3月 19th, 2013

犬飼美也妃がアートディレクターをしているイベント、「おてらハプン!」が今年でもう、6回目を迎えます。
たくさんの実験的で貪欲なアーティスト達と地域の子供達が、毎年、毎年、熱いゴールデンウィークを過ごします。
第1回の頃から参加している子供達が、もう中学生になります!
自分の住んでいるこの街が、どんどん、アートのホットスポットになってきて、嬉しいです。

大林君もふくめ、ふたりとも、アーティストとして参加します。当日会場にいますので、是非遊びに来て下さい。

第6回 おてらハプン!in 東光寺 〜藝術体質〜

目をさませ!自分の中の表現衝動

表現しないではいられない
芸術体質なアーティスト達がくりひろげる刺激的な4日間。
心の奥から溢れ出して来る何かを感じたら、
あなたも立派な芸術体質

おてらハプン! in 東光寺 〜藝術体質〜

入場無料 雨天決行

【開催日時】
2013年5月3日(金・祝)〜6日(月・休)
あさ10時〜夕方5時まで

【開催場所】
日照山東光寺境内と隣接する古民家
滋賀県守山市幸津川町1189

イベント内容:
アーティストの作品展示に加え、芸術あそび体験、ダンス、パフォーマンス等、多彩なイベントが行われる展覧会です。


参加アーティスト
大林一哉(インスタレーション)/川崎千湖(陶による造形)
草笛由美子(草木染絵)/倉田めば(パフォーマンスアート)
小林三悠(ダンス以前)/出川晋(ボディペイント)
ハマダユウ(パフォーマンス)/疋田由香里(自己照会)
ぷ・みつなみ(ダンス)/ホウカゴ(アートな寄り合い)/松原佳代(バスケタリー)
村田いづ実(踊りと歌(ボイス)と自作絵本の朗読のコラージュ)
めくるめく紙芝居(アウトサイダーライブ)/山本玄匠(柿渋手描き染)
わたる(コラージュ、インスタレーション、パフォーマンス)/種池徹(廃材ペイント)
辻村耕司(インスタレーション)/三原美奈子(パッケージイグルー)
犬飼美也妃(パフォーマンスアートとその痕跡)/川本哲慎(インスタレーション)

主催 m-fat/モファ -more field art team-
協力 日照山東光寺
助成 独立行政法人国立青少年教育振興機構子どもゆめ基金 申請中
後援 滋賀県 滋賀県教育委員会 守山市 守山市教育委員会

詳細はモファブログへ
http://openart.exblog.jp/

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ポエアク06 でパフォーマンスします。

9月 11th, 2012

POEAC(ポエアク)06
:Live meeting of poetry & action
「詩と行為が交わる為の場所」
inアートスペース日なた村 (滋賀)
開催のご案内
2012年9月22日(土曜日)
WORK SHOP
14:00~22:00
¥1500
休憩有り 夕食付

★2012年9月23日(日曜日)
公演

開場/14:00 開演/15:00
第1部/15:00~17:00 ソロパフォーマンス
第2部/17:30~19:30  アフタートーク
※出演者の今までの活動報告、観客を交えての交流会。料理付き。
¥1500円 (1drink&Food)

+++++++++詳細+++++++++

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観たい人!
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★2012年9月23日(日曜日)
公演

開場/14:00 開演/15:00
第1部/15:00~17:00 ソロパフォーマンス
第2部/17:30~19:30  アフタートーク
※出演者の今までの活動報告、観客を交えての交流会。料理付き。

入場料/1500円 (1drink&Food)
会場/アートスペース陽なた村

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やりたい人!
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★2012年9月22日(土曜日)
WORK SHOP

開始/14:00~
参加費/1500円 (夕食付)
会場/アートスペース陽なた村

スケジュール
→14:00~18:00/身体と行為のWS→夕食
→20:00~22:00/身体と行為のWS&ミニ発表

講師:小林みゆう、犬飼美也妃、大橋範子

アーティスト同士の、アクションやポエトリーに関する
研究会のような物です。
アーティストではない初心者でもOK。
自分も何か表現していますという人も大歓迎!
何かを習得できるというよりは、
体験しながら何かを発見し、見つけるための時間。

★出演者プロフィール

杏昏社 Ankonsya
(言語演技・滋賀)
代表:川崎 千湖 書記:憑木影
言葉を使った芸術は、独自の閉鎖領域の中で孤独な歴史を積み重ねてきましたが、かつては開かれた世界であったと思います。
陶による造形、人形による演技、物語の朗読を組み合わせ、交差させることで再び開かれた世界への回帰を目指します。

犬飼美也妃 Miyaki Inukai
(パフォーマンスアート・滋賀)
98年武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業。
大学在学中より「行為」の魅力に取り付かれパフォーマンス表現を始める。
02年より、国内外のパフォーマンスフェスティバルに参加。
現在守山を拠点としたアーティストグループm-fat/モファにて企画担当。

小林三悠 Meyou Kobayashi
(動きの作家・京都)
言葉に犯されてゆく身体http://blog.goo.ne.jp/bwlkyoto/

伊波晋 Shin Iha
(パフォーマンスアート・京都)
2005年から2008年まで「踊る美術家」の肩書きにて美術、ダンス作品などを制作発表。
以降も、待つことを楽しむ「まちぼうけproject」
などをほそくゆるく継続中。

大橋範子 Noriko Ohashi
(パフォーマンスアート・奈良)
最近デモに参加している。
わたしの言霊に対する新しい取り組みは、人々の素朴な願望。
シュプレヒコールにあるのかもしれない。
原発絶対反対。

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★会場:アートスペース陽なた村アクセス

電車:JR 琵琶湖線(東海道本線)
「守山駅」下車西口よりバス

近江鉄道バスより
●「あやめ浜行き」「小浜行き」で「守山中学校前」下車徒歩1分
●「杉江循環」で「市民ホール前」下車徒歩1分

※守山からのバス時刻
・近江鉄道バス 「あやめ浜行き」「小浜行き」で「守山中学校前」下車 徒歩1分
http://time.khobho.co.jp/ohmi_bus/tim_dsp.asp?KaiKbn=NEXT&projCd=3&eigCd=5&pole=2&teiCd=1500
・近江鉄道バス「杉江循環」
http://time.khobho.co.jp/ohmi_bus/tim_dsp.asp?projCd=3&eigCd=5&teicd=1500&KaiKbn=NOW&pole=3

※守山駅西口を出て、右手にレンタルサイクルがあります。自転車でお越しの方は地図点線の道順が分かりやすいです。
徒歩の場合:約30分、バス利用の場合:約7~18分

★ POEAC(ポエアク)とは?

POEAC(ポエアク)はパフォーマンスアーティスト・大橋範子と、詩人と朗読の作家、亜子米とが、2011年より始めたイベントです。
poetryと、actionをイベント名に掲げていますので、むろん、詩、言語、リーディング、行為、身体表現、などに関して、お互いの学びや実験の場に成る事が念頭にあります。しかし参加者の対象を狭い意味での、詩と行為に限っているわけではありません。

広く独自の世界観を模索、実行している方々の、発表と交流、発見と試みの場になればと考えています。

2012年度は、大橋が様々な方に声をかけて、ポエアクを開催しています。
今回は、滋賀でポエトリーのイベントをしたいと考えてられた犬飼さん、長い間、アートスペース陽なた村を守ってこられた草笛さん、に協力頂いて、滋賀で開催する事となりました!
とても素敵なスペースです!ちょっと遠いですが皆様ぜひ御高覧ください!!

★POEACでは、03回より会場にて東日本大震災への義援金を受付けております。
また、会場内での2杯目からのドリンク、入場料の一部も義援金となります。

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2012年 夏から秋の予定

7月 25th, 2012

犬飼の、夏から秋の予定です☆
8月2日〜6日 韓国「BUCHEON INTERNATIONAL PERFORMANCE ART FESTIVAL 2012」行ってきます。ドキドキ。
BIPAF2012 → http://cafe.daum.net/performance2012

8月11日(土)、12日(日)「京の七夕」堀川一条橋付近 西陣織会館の前辺り
小林 三悠 さん、佐久間新(12日のみ)さんと屋外パフォーマンスします。
久々にインチキバイオリン弾くかも。
京の七夕→http://www.kyoto-tanabata.jp/
詳細(京都芸術センター)→ http://www.kac.or.jp/bi/1128

8月25日(土)モファの廃材チンドン出動です。これは自治会のお祭りに呼ばれてるんで、一般参加OKかどうかはまだ、わからないです。

9月8日(土)、9日(日)「霜田誠二(Seiji Shimoda)パフォーマンスアートワークショップin大阪」開催
夜は「ニパゲン」パフォーマンス公演有り。出演します。
ここで、韓国のフェスティバルの事報告します。夜だけの一般参加OKです☆
http://futari1838.com/blog/?p=108

9月22日(土)、23日(日)まだ情報解禁じゃないけど、パフォーマンスします。

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ニパゲンのお知らせ

7月 18th, 2012

このニュースもほったらかしで、しばらく活動をお休みしていましたが、復活しました!!

また、色々動いて行こうと思っていますのでよろしくお願いします。

犬飼美也妃からニパゲンのお知らせ。

パフォーマンス・アートの第一人者、霜田誠二氏の
パフォーマンス・アートのワークショップがあります。

関西でこのWSを受けられるのは、なかなかレアなチャンスです。
この機会に是非、パフォーマンス・アートに触れてみませんか?

私も何度かうけた感想としては、
芸術作品を芸術たらしめる、言葉にならない根源的な部分を耕すワークショップなので、
絵を描く人や、インスタレーションをする人にも、ためになる気がします。
また、一般公開イベントの「ニパフの現在」では、私もお話させていただきますが、
それぞれが、この夏体験して来る、海外のパフォーマンスフェスティバルを通した、
各国のアート事情などを報告します。
パフォーマンスアーティストは、普段、絵画や彫刻、インスタレーション、演劇、詩等、
の作品を制作している人が多く、パフォーマンスアートフェスティバルの現場は、
ある種のインターナショナルなアーティストミーティングの場になっています。
パフォーマンスアートだけでなく、広く、世界の現代美術に関心がある人にもお勧めです。

詳細は以下です。
私も行くので、一緒に行きましょう☆

霜田誠二パフォーマンス・アート・ワークショップ in 大阪

〜自分の表現を発見する。自分の表現を発明する〜

2012年9月8日(土)、9日(日)朝10:00〜夜9:30
大阪市・都島区民センター
(〒534-6100大阪市都島区中野町2-16-25、TEL06-6352-6100)
JR桜ノ宮駅・京橋駅・大阪城北詰駅:それぞれ徒歩10分

内容(両日とも)

◎パフォーマンスワークショップ 10:00-17:00
講義・演習(10:00-12:30)
(昼食休憩)
演習(13:30-17:00)
(夕食休憩)
◎一般公開「パフォーマンス・アートの現在、ニパフの現在(ニパゲン大阪)」 19:00-21:30

内容:第1部ミャンマー/フィリピン/韓国の話(倉田めば、霜田誠二、犬飼美也妃)
第2部パフォーマンス・アート発表(受講生+ゲスト)
入場料:1日一般1,800円、学生1,500円、前売予約200円引き。

受講料及び出演費
1日講義・演習:一般4,000円(学生3,500円)、2日講義・演習:一般 7,000円(学生6,000円)
第2部出演費(1日でも両日でも):一般4,000円(学生3,500円)

予約・問合せ:E-mail: nipaf@avis.ne.jp、TEL: 090-1652-9127

主催:日本国際パフォーマンスアートフェスティバル(ニパフ)実行委員会
協力:倉田めば、犬飼美也妃

 

霜田誠二 パフォーマンス・アート・ワークショップ

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第4回守山野外美術展 in 東光寺 おてらハプン! に出展

4月 28th, 2011

お久しぶりです。

犬飼、大林、共に、下記の展覧会に出展します。
大林は「まるをつけましょうプロジェクト」
犬飼は即興パフォーマンスと即興ワークショップで参加
是非遊びに来てください。
詳しくは、企画しているモファのブログで。

http://openart.exblog.jp/

おてらハプン チラシ

第四回 守山野外美術展 お寺deアートin東光寺
「おてらハプン!~あなたのお祭り作っちゃおう~」

◆日時:2011年5月1日(日)~ 5月5日(木・祝)
あさ10時から夕方5時まで・雨天決行

◆場所:日照山 東光寺 境内と隣接する古民家
滋賀県守山市幸津川町1189

◆入場:無料

主催 m-fat/モファ -more field art team-
協力 日照山東光寺
助成 全労済 地域貢献助成事業
びわこ市民活動応援基金助成

◆後援 滋賀県 滋賀県教育委員会
守山市 守山市教育委員会

◆参加アーティスト
犬飼美也妃/大林一哉/久保遥/塩賀史子/辻村耕司/出川晋/永井可那子/疋田由香里/ぷ・みつなみ/三原美奈子/守崎樹里/山本玄匠/川本哲慎/
S+PAC(Kit Gaechow, 倉田めば, 鈴木文平, 竹中康宏, machi/)

◆問い合わせ先

m-fat/モファ事務局
滋賀県守山市幸津川町1189
代表 川本哲慎
メール:info☆m-fat.org
(↑☆を@に変えてください)

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インドネシア行ってきました☆

9月 10th, 2010

犬飼美也妃です。
7月25日から8月7日まで、インドネシア行っていました。

ミッションは3つ。
1、ジョグジャカルタにある、養護学校で4日間のアートワークショップをし、20分のステージ作品をつくる
2、ISI(ジョグジャカルタの美術大学)の学生と交流展をやってくる
3、アーティスト村(Nytpryng)の小学校を訪問し、神戸でやる子供の絵の展覧会のためのに子供たちの絵を30点ほど持ち帰る。

まずは、私がISIで展示してきた作品と、パフォーマンスの報告。

Breathing harmony
~すってはいてコンサート~

暗闇を、キャンドルの炎だけで歩く
手探りのような出会い
オーディエンスと向き合って すってはいて
火が消えないように、でも葉っぱに届くように
内緒話より 少し強い風が 私に届く
昼間の私の痕跡に 火をともす
大きな木に囲まれて
昼間の私のてっぺんまで ともした火を吹き消していく
頭は遠い 思ったよりもうんと遠い
なかなか息が届かない
お腹にずっと持っていた 2キロの米を 放つ

そこに出来た米の山は その後、
佐久間さんの即興ダンスの中で撒かれた

今回は、ずっと、お腹に重たいお米を持っていたので、
一つ一つの動きが、ゆったりになりました。

Performance by Miyaki INUKAI
Photo by Akinori Kawamoto

そして、このパフォーマンスの痕跡を3日間展示

このオープニングパーティーでのみんなのパフォーマンスの様子や、
展示の様子など、
詳しくは、公式ブログにアップされる予定です。

ジョグジャカルタの養護学校でのWS アーティスト村の小学校訪問

ワークショップは、ジャワ舞踊&即興ダンスの佐久間新さん、インスタレーション&パフォーマンスアートの池上純子さん、写真&インスタレーションの川本哲慎くん、音楽家の中川真さんと、私の4人でセッション。
ダンスをしたり、アクションポエトリーを試みたり、オリジナルTシャツを作ったり、ステージの背景にする大きな絵を描いたり、楽器を鳴らしたり、同時多発的に4日間とは思えない、充実したセッションで、見事に独創的な表現を生み出しました。

いつもは、障害のある方たちに絵を教えている私ですが、今回は、アクションポエトリーで向き合ってきました。不慣れな事いっぱいでしたが、とても、勉強になった、、、。しかも、インドネシア語できないし、英語通じないし、佐久間さんや池上さんに通訳してもらいながら。。。
皆さんに助けられながら、色々、いっぱい、頭と体を使いました。

そして、絵を受け取りに行った、アーティスト村の小学校は、なんとも独創的。
植物の種から芽が出て伸びてい所を、
絵日記で観察し、芽の数を数えて数字を覚え、あらゆる感覚をフル稼働して、世界をとらえていく感じが、ステキでした。環境もステキだし、授業の様子を見せてもらったり、子供たちの絵をプリントしたグッズを売っているお店を見せてもらったり、買ったり。

ジョグジャの養護学校と、アーティスト村の小学校に関しては、子供たちが写っているので、現在写真を使用していいかを確認中。もしかしたら、公式サイトのみになるかも。

インドネシアでのWS&展覧会の搬入&夜遅くまでのミーティングは、体力的にかなりきつかったけど、とても勉強になったり、なんだかいろんな事に希望を持ったり。いい経験でした。

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浜田市世界こども美術館 レポ

7月 10th, 2010

すごい雨の中、ふたりで、浜田市世界こども美術館に行ってきました。
滋賀から、車でゆっくり休憩しながら、7時間弱。
広島で寄り道して広島市現代美術館の「HEVEN 都築響一と巡る社会の窓から見たニッポン」を見てきたのでさらに時間がかかり、朝、4時半に出発し、美術館に着いたのは14時!

はじめての浜田はあいにくのお天気で、かなりの霧。
でも、途中山陽の土砂降りより、何倍も風情があります。

こども美術館と聞いて、思い浮かべたのはフンデルトワッサーやガウディーみたいなにぎやかな建物でしたが、ここは、なんとも、シンプルでモダンなケーキの箱のような建築。設計は高松伸さん!
お天気のいい日は、ガラス張りの向こう側に空が見えて、海に浮かぶ白い船のように見えるそうだ。
この日は、霧雨の中でとても神秘的に見えました。

ところどころに、「ああ、こども美術館なんだな。」と思わせる色使い。

ポスター発見!

美術館に入ると一番に、小さな男の子が「こんにちはー!」と元気よく出迎えてくれる。
なんと、この美術館常連の男の子だそうだ。
受付の方にご挨拶すると、そのまま、奥の学芸員室へ。
するとそこにもこどもが!

土日は、時々、学芸員さんの子供が一緒についてきて、美術館で遊んでいるらしい。
働く女性にとって、なんてすばらしい環境なんでしょう。
バックヤードのいたるところで、子供を見かけるせいか、美術館というより、放課後の小学校の職員室のような暖かい雰囲気。

早速館内を見学させてもらう。
工作室に行くと、たくさんのこどもがモビールをつくっている。
ワクワクするような色とりどりの絵の具や、素材、きれいな緑色の作業シートが貼られた床。

最近、私たちの話題はもっぱら、楽しそうなワークショップをする為の空間レイアウトについてだったので、かなり参考になった。汚してもいい安心感と、見た目のポップさがいいバランス。

お隣の木工室に行くと、ひとりのおじさんが木枠に色を塗っている。
「館長です。」と紹介される。

えーー。びっくり。館長さん自ら、ワークショップのパーツ作りですか!

今まで、多くの美術館の裏側にお邪魔しましたが、館長さんに会えることすら稀なのに、木工室で作業中の館長さんなんて初めてで感動です。

人柄も優しそうで、こども美術館にぴったりな、館長さん。

館内のエントランスや階段の壁など、至る所に、こども達がワークショップでつくった色んなものが展示されている。
こんなものも、こうやって使うと、すごくキレイだね!と、とても勉強になる。

暖かい雰囲気にあふれた浜田市世界こども美術館!
こどもと美術にかかわる事に興味がある人は、ためになるものがいっぱいです。
こんな機会でもなければ、中々行けないという「おとなの人」もいるでしょう。
是非足を伸ばしてみてください。

===おまけ情報===
美術館のすぐ近くにある「道の駅ゆうひパーク浜田」では、日本海を見ながら、美味しい海の幸やお土産が買えるし、お食事も出来ます☆石見神楽も見れるらしいし、夕日もとってもきれいらしい。

美味しかったー。

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紺屋町商店街(島根県浜田市) 商店街キューブ積み木取材

7月 6th, 2010

七月三日 紺屋町商店街(島根県浜田市)での積み木ワークショップは雨のため中止になりました。

なので、商店街キューブ積み木の制作に取り掛かりました。

「商店街キューブ積み木」とはアーティストの視点でお店の魅力をとらえた写真を基に作った積み木です。ディスプレイや佇まいにお店の個性や歴史を感じます。

店舗数36 風景4 合計40個の商店街キューブ積み木が制作されました。

紺屋町商店街・浜田世界こども美術館スタッフのみなさまご協力ありがとうございました。

作品は商店街で展示された後、「つないでアート」展で美術館にて展示されます。

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