フランスレポートその3〜外 SOTO in ISBA〜

5月 17th, 2013

今回企画された外プロジェクトは、このISBAで行われた3つの展示と、パフォーマンスアーティストの公演ツアーで構成されています。

学校内の展示会場は3カ所。すべて会期は4月2日から11日まで。
まずは「SOTO SOTO 展」
私を含む6人のパフォーマンスアーティストの映像作品が、ISBA地下展示室にて、展示されました。
出展アーティストは、若木くるみ、野本翔平、野澤健、八木毅、キュンチョメ、犬飼美也妃。
展示会場へのアプローチには、外ツアーの事も書かれています。ツアーはなぜか3人のみ。

日本人の感覚でいくと日本語無い方がカッコイイと思うけど、フランス人からしたら、この日本語がカッコイイのだろうか?

贅沢に、広い部屋を使っての展示。

2階のISBAスペース24では、狩野仁美さんの砂のインスタレーションによる「SOTO SUNA 展」

狩野さんの作品は、作為的に”コントロール不可能な自然”を創り出すという感じで、コンセプチュアルなだけでなく、自然への畏敬の念も感じられ、素敵でした。ファイルも見せてもらったけど、どの作品も興味をそそります。これからも見続けたい同世代のアーティストのひとりです。良い出会いでした。

そして、図書館では「外の外」展。遊工房アートスペースのコーディネートに寄る、アーティスト4人(井澤由花子、新藤杏子、長坂絵夢、吉川菜津乃)の展示。

図書館の中で海外のアーティストの展示やってるなんて、斬新!

展覧会初日、2日の日にはオープニングパーティーがありました。私達とこのプロジェクトの関係者、そして、この学校の先生や生徒達が大勢あつまり、交流します。

 

ここで、心理学の先生というまさにメンタリストな紳士につかまり、他の日本人のアーティスト達は現地のパフォーマンスをやっている学生とアトリエに行ったりしていたようですが、完全に身動きとれず、その後みんなとはぐれて校内をひとりさまよいました。(苦笑)でも、心理学の先生とのお話も楽しかった。始めは展示されている映像作品の話をしていたのだけど、私みたいにまだ英語が流暢じゃない方が、心を読みやすいという所からアイコンタクトは世界共通言語という話しに。パフォーマンスアートも世界共通言語だよ、文化的背景は違えど、ひとつのアクションの中に、言語を越えたメッセージが溢れでている。

その後、レジデンス棟の方で、ディナーパーティー。私達外国人とレジデンスしているアーティスト達と、この企画のコアメンバー?そして、学生達もチラホラ?? 時間がたつにつれて、だんだん人が増えて来る。なんか自由だなぁ。

黄色のテーブルクロスに青い器って、もう、それだけで華やか!パン、チーズ、じゃがいも、サラミ、ワイン、が定番な組み合わせみたい。そして、食後には必ず、コーヒーとデザート!

毎回毎回、どの会場でも人数分より多めに用意されたスウィーツに感動。
まさに、パンが無ければケーキを食べればいいんじゃない?の日々を17日間過ごしてしまった!

カテゴリー: フランスレポート, 犬飼美也妃 |

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