【お知らせ】パフォーマンスします

5月 20th, 2013

5月24日(金)と25日(土)の夜にパフォーマンスをします。場所は大阪と京都。
フランスで修行して来た成果を観に来て下さい。

“ニパゲン in 大阪&京都”
〜パフォーマンス・アートの現在、ニパフの現在〜

パフォーマンス・アートの国際フェスティバル”NIPAF’13″のプレイベントです。ニパフの活動や世界のパフォーマンス・アートの現在をビデオとトークで紹介したり、実際に関西在住のパフォーマンスアーティストや代表霜田誠二氏がパフォーマンスをおこないます。

【内容】
第1部:ビデオ+トーク「世界のパフォーマンスアート」霜田誠二(ニパフ代表)
第2部:パフォーマンス・アート発表
出演者:霜田誠二、倉田めば、犬飼美也妃、椎奈アキ、社納葉子

【入場料】
一般:1800円(予約1600円)、学生:1500円(予約1300円)

【会場】

大阪公演:5月24日(金)19:00〜21:30
都島区民センター
環状線京橋駅徒歩10分
TEL:06-6352-6100

京都公演:5月25日(土)18:30〜21:00
京都市国際交流会館
地下鉄東西線 蹴上駅下車 徒歩6分
〒606-8536 京都市左京区粟田口鳥居町2番地の1
TEL:075-7533010

主催:ニパフ実行委員会(代表 霜田誠二)

アーティスト達は同じパフォーマンスをするとは限りませんので、2夜連続でも楽しめます。

同時に、ニパフでは大阪での本公演(6月27日〜30日)のボランティアスタッフも募集しています。

内容:
パフォーマンス・アートの国際フェスティバルのお手伝いです。
アーティストはメキシコ、フランス、ポーランド、ハンガリー、インドネシア、
ミャンマー、ネパール、中国、韓国、(一部未定)から来日します。
パフォーマンスアーティストは、現代美術作家であったり、詩人であったり、
様々な背景をもっています。
近頃は、現代美術の分野だけでなく、社会学的な視点で興味を持たれる方も多いです。
アーティストトークでは、各国の現在の時代性をふまえた
アーティスト達の話しが聞けます。
英語が話せなくても、できるポジションはありますので、ご心配なく。
現代美術、英会話、異文化交流、ステージスタッフに興味のある方を募集しています。

ウィッシュリスト(下記のような事がしてみたい人募集!)
*英語または、上記の国の言葉が話せる人(話せなくても可)
*会場設営、アーティストのグッズなどの販売、受付
*本番進行中のステージスタッフ
*アーティストが必要とするアイテムなどの調達
*広報活動、チラシの配布やブログ、FBでの告知

NIPAF’13のFaceBook ページはこちら
https://www.facebook.com/NIPAF13

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フランスレポートその3〜外 SOTO in ISBA〜

5月 17th, 2013

今回企画された外プロジェクトは、このISBAで行われた3つの展示と、パフォーマンスアーティストの公演ツアーで構成されています。

学校内の展示会場は3カ所。すべて会期は4月2日から11日まで。
まずは「SOTO SOTO 展」
私を含む6人のパフォーマンスアーティストの映像作品が、ISBA地下展示室にて、展示されました。
出展アーティストは、若木くるみ、野本翔平、野澤健、八木毅、キュンチョメ、犬飼美也妃。
展示会場へのアプローチには、外ツアーの事も書かれています。ツアーはなぜか3人のみ。

日本人の感覚でいくと日本語無い方がカッコイイと思うけど、フランス人からしたら、この日本語がカッコイイのだろうか?

贅沢に、広い部屋を使っての展示。

2階のISBAスペース24では、狩野仁美さんの砂のインスタレーションによる「SOTO SUNA 展」

狩野さんの作品は、作為的に”コントロール不可能な自然”を創り出すという感じで、コンセプチュアルなだけでなく、自然への畏敬の念も感じられ、素敵でした。ファイルも見せてもらったけど、どの作品も興味をそそります。これからも見続けたい同世代のアーティストのひとりです。良い出会いでした。

そして、図書館では「外の外」展。遊工房アートスペースのコーディネートに寄る、アーティスト4人(井澤由花子、新藤杏子、長坂絵夢、吉川菜津乃)の展示。

図書館の中で海外のアーティストの展示やってるなんて、斬新!

展覧会初日、2日の日にはオープニングパーティーがありました。私達とこのプロジェクトの関係者、そして、この学校の先生や生徒達が大勢あつまり、交流します。

 

ここで、心理学の先生というまさにメンタリストな紳士につかまり、他の日本人のアーティスト達は現地のパフォーマンスをやっている学生とアトリエに行ったりしていたようですが、完全に身動きとれず、その後みんなとはぐれて校内をひとりさまよいました。(苦笑)でも、心理学の先生とのお話も楽しかった。始めは展示されている映像作品の話をしていたのだけど、私みたいにまだ英語が流暢じゃない方が、心を読みやすいという所からアイコンタクトは世界共通言語という話しに。パフォーマンスアートも世界共通言語だよ、文化的背景は違えど、ひとつのアクションの中に、言語を越えたメッセージが溢れでている。

その後、レジデンス棟の方で、ディナーパーティー。私達外国人とレジデンスしているアーティスト達と、この企画のコアメンバー?そして、学生達もチラホラ?? 時間がたつにつれて、だんだん人が増えて来る。なんか自由だなぁ。

黄色のテーブルクロスに青い器って、もう、それだけで華やか!パン、チーズ、じゃがいも、サラミ、ワイン、が定番な組み合わせみたい。そして、食後には必ず、コーヒーとデザート!

毎回毎回、どの会場でも人数分より多めに用意されたスウィーツに感動。
まさに、パンが無ければケーキを食べればいいんじゃない?の日々を17日間過ごしてしまった!

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フランスレポートその2〜ISBAの紹介〜

5月 17th, 2013

ついた翌日、現地のディレクターであるJulien Cadoret (ジュリアン・カドレ)さんが、学校 ISBA (Institut Superieur des Beaux-Arts)の案内をしてくれました。

総合大学のようで、敷地内には、サイエンス、アート、ファクトリーの3つのコースがあります。
そのアートコースをISBAと呼ぶようです。
その校舎の一部に、私達のような外国人がレジデンスする施設があります。

ここの大学は、3年生の時に外国へレジデンスに行くというプログラムがマストであるそうで、大学側でも斡旋するし、自分で見つけてきても良いそうです。なんて国際的な学校なんだ!と感動したけど、電車で国境を越えられるヨーロッパにしてみると、島国の日本より、海外が身近なんだろうなぁとも思ったり。
日本の国際感覚の乏しさは地理的条件によるものなのかしら。

それもあって、大学の内部にレジデンス施設を合わせ持っているのでしょうか。

私達はここの大学のレジデンス制度で来たわけではなく、共催の外部アートプロジェクトできているので、レジデンス棟ではありませんが、大学の支援をうけ、大学寮を貸していただきました。キッチン等は、レジデンス棟を自由に使って良いということで、レジデンスしていたみなさんと、何度か一緒に、ご飯作って食べたりしました。(私は食べる専門だったけど)


アートコースの校舎。模型でみるとちょっと武蔵美の4号館エリアに似ている(笑)。
コルビジェの教え子が設計した建物らしいです。

どこの国へ行っても、美大の中は、なんとなく同じ。懐かしい感じがする。

壁に素敵なドローイングが!所々、日本の美大にはない、自由さや、オシャレさが見え隠れしている。

こちらは図書館。

滞在中、ここの生徒達との交流は自由。図書館等への出入りも自由。とのこと。
大学生ライフ満喫。

建物の外へ出ても素敵です。ISBAから私が滞在していた大学の寮まで徒歩15分くらい。大学のキャンパスをのんびり歩いて行くのですが、校舎の絵がどれも素敵。この辺りは、おそらくサイエンスコースのエリアだと思う。

今更ながら、留学したくなっちゃいます。

 

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フランスレポート〜SOTO パフォーマンスツアー〜その1

5月 16th, 2013

私、犬飼美也妃は、4月1日から16日まで、群馬日仏協会のFrederic Weigel(フレデリック・ウィジェル)さんが企画した、アートプロジェクトSOTOに、パフォーマンスアーティストとして参加して来ました。

そのレポートを少しずつアップして行こうと思います。

「アート・プロジェクトSOTO」とは、ブザンソン美術大学(ISBA)をメイン会場として,フランス各地で,日本における現代アートの一側面を紹介するアート・プロジェクトです。11人の日本人若手作家を紹介。うち4人をフラ
ンスに招いて行われます。ISBAと群馬日仏協会の共催で,在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本の後援と,フランス・日本における様々な美術団体の協力を受けて開催されます。このプロジェクトは,「外」というコンセプトをめぐる4つの企画―3つの展覧会とパフォーマンス・ツ
アーにより構成されています。(invitationのドキュメントより引用)

招待していただいて、光栄です。ありがとうございます。
映像作品の展示とパフォーマンスをしながら、6つの地域のアートコミュニティーに出会う素敵な旅でした。

まず、始めの11日間は、フランスのフランシュ・コンテ地方、スイスに近いBesancon(ブザンソン) にあるISBA ( Institut Superieur des Beaux-Arts )という美術大学の寮に滞在しました。

その名も”スタンダール”

ブザンソンは、スタンダールの小説「赤と黒」に縁のある土地です。
中に入るとスタンダールの肖像が!

 

気候は、日本に比べて若干肌寒いくらい。雑草を見ると、ほぼ日本の春と同じ。でも、先に来ていた人達に聞くと、数日前には雪が降ったそうです。

日本と同じく、寮の近くの桜のような木が、ほころび始めています。

これが、滞在している11日間のうちに、どんどん満開になって行くのがとても綺麗でした。

4月1日から、時計はサマータイムに。びっくりしたのは、夜9時くらいまで明るい!そして、暗くなると一気に冷え込みます。

真冬用のダウンジャケットを持って行ったのは、やり過ぎか?と思いきや、とても役に立ちました。ダウン着てても寒い日もあったし。

大学の寮に猫って、なんかイメージ通り過ぎる。
毎日癒されてました。勝手にスタンダールと命名。

ブザンソンではスケジュールにゆとりがあったので、とてものんびりと、つかの間の、大学生生活を楽しめました。

次は大学の紹介

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